はりときゅう

損得問題

○○限定、先着○名様、今だけの特典等々、人間は得をしたいという気持ちがあるので、こういった売り文句がよく使われます。そして、得よりも損をしたくない気持ちが強くあります。

無料でもらったサービス券であっても、期限が切れていたら悔しい気持ちになります。福引きでも自分の前後で1等や2等が出ると、なぜか損した気持ちになります。

どちらも冷静になって考えれば、大した問題ではない事は理解できます。

恩より意地悪の方が記憶に残りやすいのも、損したくない人間の心理が影響していると考えられます。

投資用語に「損切り」という言葉があります。これは損している時であっても、それ以上損害が大きくならないように今の損を許容する事で、これができないために大損する人が出ます。

二度と着ることの無いだろう服や、使わないだろう物を捨てられない人も、結局掃除や探す時間を増やして、長期的にはもっと損をしているのですが「もしかしたら使うかもしれないし、もったいない」という気持ちで捨てられません。

損をしたくない強い気持ちが自分の中にあると思う人は、その気持ちを認めてあげて大損しないように上手く付き合っていけると、よりお得な人生が過ごせるかもしれません。

関連記事